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熱のあと、体じゅうに赤いブツブツが出る「麻疹」。

監修:巷野悟郎(こどもの城小児保健クリニック)

病気としっかり向き合って

子育てで何が心配かといえば、子どもに現れるいろいろな症状です。体が熱いから体温を測ったら37度5分あった、今朝から咳が出る、いつもと違った便が出たなど、あげればきりがありません。症状が現れるのには、それなりの原因があります。例えば、かぜのウイルスによる感染があれば、発熱したり咳をするでしょう。しかし発熱する病気は、かぜだけではありません。もし怖い病気だったらどうしよう‥と不安になったり、弱気になったりします。しかし病気の原因や治療・予防方法を知って、とりあえずのケアができれば、その不安を軽くできたり、さらに病気が悪くなるのを防ぐこともできるでしょう。そこで、ここでは子どもが発熱する病気の代表的なものを取り上げて説明したいと思います。

解説

麻疹ウイルスは伝染力が強い

「麻疹ウイルス」は、はしかにかかっている人のせきやくしゃみによって伝染します。急性で伝染力が強く、潜伏期間は約10日で、発疹が出るまでは14日ほどです。

高熱が出たあと、体に赤いブツブツが

最初は39〜39度の高熱が出て、せきや鼻水を伴うことも多く、かぜの症状と似ていますが、やがて口の中に白いブツブツが出ます。いったん熱が下がり、また熱が出てくると、ひたいや耳の後ろから赤いブツブツが出始め、全身へ広がります。発疹の色は、赤から茶、さらに黒っぽくなっていきます。高熱は4〜5日ほど続きます。

病院へ行き、安静にする

ウイルスを退治する薬はありません。病院で診てもらい、安静にして治るのを待ちます。高熱が続く場合のため、医師は熱さましの薬を処方することもあります。治って登校するには、医師の許可が必要になります。

監修者紹介

巷野悟郎(こどもの城小児保健クリニック)
1944年東京大学医学部卒業。東大小児科、都立駒込病院小児科医長・副院長、都立府中病院長、東京家政大学教授、聖徳大学児童学科教授、(社)日本小児保健協会会長、こどもの城小児保健クリニック院長を経て現職。

巷野先生からのメッセージ

赤ちゃんが健康なときの体温をはかっておきましょう。朝起きたとき・昼頃・夕方・寝る前の4回。
これを母子健康手帳に書いておくと、予防接種を受けるときや、少し熱があるときなど参考になります。
体温は一人ひとり違うからです。しかし熱があるからといって、目盛りの数字にとらわれないで、そのときの赤ちゃんの機嫌や全体の様子などを、優先して判断しましょう。

巷野悟郎先生

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