手足口病このページを印刷する

手や足、口の中に小さな水ぶくれができる。

監修:巷野悟郎(こどもの城小児保健クリニック)

病気としっかり向き合って

子育てで何が心配かといえば、子どもに現れるいろいろな症状です。体が熱いから体温を測ったら37度5分あった、今朝から咳が出る、いつもと違った便が出たなど、あげればきりがありません。症状が現れるのには、それなりの原因があります。例えば、かぜのウイルスによる感染があれば、発熱したり咳をするでしょう。しかし発熱する病気は、かぜだけではありません。もし怖い病気だったらどうしよう‥と不安になったり、弱気になったりします。しかし病気の原因や治療・予防方法を知って、とりあえずのケアができれば、その不安を軽くできたり、さらに病気が悪くなるのを防ぐこともできるでしょう。そこで、ここでは子どもが発熱する病気の代表的なものを取り上げて説明したいと思います。

解説

小さな水ぶくれができて食べにくそうにする

口の中、手のひら、足などに米粒くらいの大きさの水ぶくれが現れます。のどや口の中を痛がり、食べにくそうにするので気がつくこともあります。水ぶくれは、ひじ、ひざ、おしりなどにも出ることがあります。熱はほとんど38℃以下で、高い熱が出ることは、あまりありません。

何よりも水分補給を心がけて

ウイルスの感染で起こる、4歳くらいまでの幼児を中心とした病気で、2歳以下が半数を占めています。手足口病が流行するピークは夏ですが、秋から冬にかけても多少の発生が見られます。ウイルス病なのでなかなか有効な薬はなく、またほとんどの場合は軽症で、自然に治るのですが、ほかの病気と見分けがつきにくいこともありますので、病院に連れて行ったほうがいいでしょう。
食べるのをいやがるときは、刺激にならないよう柔かめで薄味の食べ物をすすめます。何よりも水分不足にならないようにすることが最も重要で、薄いお茶類、スポーツ飲料などで水分をこまめにとらせます。

かゆくても、かかないように注意

予防するには、患者に近づかない、手洗いをしっかりするなどが大切です。病状が回復してからもウイルスの感染力はありますから、患者や回復者に対しても、とくに排便後の手洗いを徹底させてください。

監修者紹介

巷野悟郎(こどもの城小児保健クリニック)
1944年東京大学医学部卒業。東大小児科、都立駒込病院小児科医長・副院長、都立府中病院長、東京家政大学教授、聖徳大学児童学科教授、(社)日本小児保健協会会長、こどもの城小児保健クリニック院長を経て現職。

巷野先生からのメッセージ

赤ちゃんが健康なときの体温をはかっておきましょう。朝起きたとき・昼頃・夕方・寝る前の4回。
これを母子健康手帳に書いておくと、予防接種を受けるときや、少し熱があるときなど参考になります。
体温は一人ひとり違うからです。しかし熱があるからといって、目盛りの数字にとらわれないで、そのときの赤ちゃんの機嫌や全体の様子などを、優先して判断しましょう。

巷野悟郎先生

ご利用上の注意

  1. 当コンテンツの記載内容は、典型的なケースを想定したものです。実際のケースでは異なる場合がありますので、あくまで判断の目安とし、個別具体的な症状については、必ず医師にご相談下さい。
  2. 当コンテンツは、利用者自身の責任でご利用下さい。医療機関を受診するかどうかの最終的な判断は、利用者自身で行って下さい。
  3. 当コンテンツの内容に関するご質問や直接のご相談は、法律上の規制によりお受けできませんので、ご質問やご相談は、かかりつけ医へお願い致します。
  4. 当コンテンツの利用により、利用者に不都合、不利益が発生し、また利用者が損害を被った場合でも、当サイトは一切その責任を負いませんので予めご了承下さい。

体温と健康について、知識を深めましょう

体温は、ご家庭にある体温計で誰でも気軽に測れるもっとも身近な体調チェックの手段です。

検温方法

検温方法

ワキ、口、耳について、体温を測るときの正しい方法をそれぞれ解説します。 検温方法

体温の基礎知識

体温の基礎知識

平熱や発熱の仕組みなど、体温について学びましょう。 体温の基礎知識

体温計入門

このページの先頭へ