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細菌が付いた食品により、激しい腹痛や下痢をおこす。

監修:巷野悟郎(こどもの城小児保健クリニック)

病気としっかり向き合って

子育てで何が心配かといえば、子どもに現れるいろいろな症状です。体が熱いから体温を測ったら37度5分あった、今朝から咳が出る、いつもと違った便が出たなど、あげればきりがありません。症状が現れるのには、それなりの原因があります。例えば、かぜのウイルスによる感染があれば、発熱したり咳をするでしょう。しかし発熱する病気は、かぜだけではありません。もし怖い病気だったらどうしよう‥と不安になったり、弱気になったりします。しかし病気の原因や治療・予防方法を知って、とりあえずのケアができれば、その不安を軽くできたり、さらに病気が悪くなるのを防ぐこともできるでしょう。そこで、ここでは子どもが発熱する病気の代表的なものを取り上げて説明したいと思います。

解説

体内に毒性の細菌が入ると発症する

食品や食器、また調理器具についた細菌が口から体内(おなか)に入り、激しい腹痛や下痢を起こすことを食中毒といいます。食べ物は微量に細菌がついていることがありますが、そういった食べ物を洗わなかったり、また古くなったりすると目に見えない強い細菌が多くなります。そのような食品を知らずに食べてしまうと、食中毒になることがあるのです。

激しい腹痛と下痢、発熱や嘔吐も

激しい腹痛と下痢は食中毒に一番多い症状で、発熱や嘔吐、またひどくなると血便がでたりすることもあります。嘔吐や下痢が激しいと脱水症状になることもあります。食中毒が発病するまでの時間は、その人の体力や体内に入った細菌の種類によって変わります。食事から少し時間がたったくらいで具合が悪くなったり、2、3日後急に具合が悪くなったりします。

脱水症状を予防するために塩分、糖分を含んだ水を飲む

吐いたり下痢を繰り返すと、脱水症状を起こす場合があるので、塩分、糖分を含んだ飲み物を少しずつ飲みます。細菌によっては人にうつるものがあるので、保健所に相談したり、医療機関へ行きましょう。夏は細菌が活発になるため食中毒になる人が増えます。予防として、食べ物はよく火を通し、新鮮なものはよく洗い、暑い場所に放置せず、調理した包丁などの調理器具はきれいに洗いましょう。

監修者紹介

巷野悟郎(こどもの城小児保健クリニック)
1944年東京大学医学部卒業。東大小児科、都立駒込病院小児科医長・副院長、都立府中病院長、東京家政大学教授、聖徳大学児童学科教授、(社)日本小児保健協会会長、こどもの城小児保健クリニック院長を経て現職。

巷野先生からのメッセージ

赤ちゃんが健康なときの体温をはかっておきましょう。朝起きたとき・昼頃・夕方・寝る前の4回。
これを母子健康手帳に書いておくと、予防接種を受けるときや、少し熱があるときなど参考になります。
体温は一人ひとり違うからです。しかし熱があるからといって、目盛りの数字にとらわれないで、そのときの赤ちゃんの機嫌や全体の様子などを、優先して判断しましょう。

巷野悟郎先生

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