インフルエンザ

公開日2021.08.30

※当コンテンツの内容は2021年7月時点の情報となります。

監修:草川功(聖路加国際病院 小児科 医長)

どんな病気?

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。
毎年のように流行し、日本では例年12~3月が流行シーズンとなっています。乳幼児は重症化しやすいので、予防が大切です。ワクチン接種は感染しにくくなるだけでなく、重症化の抑制につながります。生後6カ月を過ぎたら、毎年、流行前の11月ごろまでに2回受けておくとよいでしょう。

※ 厚生労働省「令和2年度インフルエンザQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

どんな症状?

インフルエンザは症状が急激に出てくるのが特徴です。高熱が出て、のどの痛みだけでなく、関節痛や筋肉痛を伴います。症状が出る部位も局所的ではなく、全身に倦怠感が現れます。
潜伏期間は1~4日(平均2日)で多くの場合1週間程度で自然に治りますが、乳幼児や高齢者、基礎疾患を持つ方の中には、肺炎などを併発する場合があります。意識障害、けいれん、異常言動などがみられたときは、インフルエンザ脳症が疑われますので、夜間でもすぐに受診しましょう。

治療・ケア

発症後48時間以内に抗ウイルス薬を服用・吸引すれば、症状が軽減され、早く治ることが期待できます。
高熱で体の水分が奪われるので、十分に水分を補給し、安静に過ごします。部屋は暖かくして、湿度を50~60%に保つとよいでしょう。

監修者紹介

草川功

聖路加国際大学・聖路加国際病院 臨床教授・小児科医長

総合病院小児科新生児、東京医科大学八王子医療センター小児科、国立小児病院麻酔集中治療科、米国ピッツバーグ小児病院麻酔科・呼吸生理研究室、東京医科大学病院新生児部門を経て現職。公益法人全国保育サービス協会会長、実践女子大学生活科学部非常勤講師など兼任。

草川先生
からのメッセージ
体温は、体調管理の上で最も用いられる指標の一つです。非接触型の体温計、耳の鼓膜温を測定する体温計、そして、昔ながらの腋窩で測定する体温計など、体温計は種類が豊富で、その目的に合ったものを選べば、誰にでも簡単に子どもの体温測定ができます。そして、その数値の変化を見るだけで、子どもの体調の変化を客観的に知ることができます。
ただし、ちょっとしたことで変化しやすい子どもの体温は、その基本を知っていなければ、不正確な体温測定になってしまい、余計な心配ばかりが増えることにもなりかねません。体温についての正しい知識を持ち、正確に体温を測定する方法を身につけ、是非、お子さんの健康管理に役立ててください。
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