なぜ熱が出るの?

公開日2021.08.30

※当コンテンツの内容は2021年7月時点の情報となります。

監修:草川功(聖路加国際病院 小児科 医長)

発熱は病原体の増殖を抑え、体を病原体から守っています

乳幼児の発熱の原因の多くは、ウイルスや細菌が体に侵入する感染症です。
普通のかぜをはじめ、インフルエンザ、RSウイルス感染症、ヘルパンギーナ、手足口病、プール熱、溶連菌感染症など、乳幼児がかかりやすい感染症はたくさんあります。
ウイルスや細菌が体内に入ると、じわじわと増える潜伏期間を経て大増殖します。このとき、乳幼児の体は体温を上げて、熱によって病原体の力を弱めるとともに、抗体(免疫)をつくって体を守ろうとします。つまり、発熱は正常な体の防御反応ともいえます。
熱があっても重大な病気とは限りませんので、脱水症を防ぐために水分補給に注意しながら、快適に過ごせるようにケアしてあげてください。

その他の発熱の原因疾患:悪性疾患(白血病、がんなど)、膠原病(リウマチなど)、川崎病

熱が出る病気
発熱のメカニズム
体温を調節する行動を促す仕組み

監修者紹介

草川功

聖路加国際大学・聖路加国際病院 臨床教授・小児科医長

総合病院小児科新生児、東京医科大学八王子医療センター小児科、国立小児病院麻酔集中治療科、米国ピッツバーグ小児病院麻酔科・呼吸生理研究室、東京医科大学病院新生児部門を経て現職。公益法人全国保育サービス協会会長、実践女子大学生活科学部非常勤講師など兼任。

草川先生
からのメッセージ
体温は、体調管理の上で最も用いられる指標の一つです。非接触型の体温計、耳の鼓膜温を測定する体温計、そして、昔ながらの腋窩で測定する体温計など、体温計は種類が豊富で、その目的に合ったものを選べば、誰にでも簡単に子どもの体温測定ができます。そして、その数値の変化を見るだけで、子どもの体調の変化を客観的に知ることができます。
ただし、ちょっとしたことで変化しやすい子どもの体温は、その基本を知っていなければ、不正確な体温測定になってしまい、余計な心配ばかりが増えることにもなりかねません。体温についての正しい知識を持ち、正確に体温を測定する方法を身につけ、是非、お子さんの健康管理に役立ててください。
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